YAMAPの地図の読み方

YAMAPでは安全な登山に役立てていただくため、主要な登山道やランドマークが掲載されたMAPを無料で利用することができます。ご利用の際は、一次情報を優先してください。

コース時間

YAMAPの地図に記載しているコースタイムは、標準コースタイムモデル（登山医学 Vol.42:37-47, 2022）によって地形から算出されたタイムを基準に設定しています。

標準コースタイムは、運動生理学的な研究に基づき初心者や体力に不安のある方でも無理のない運動負荷になるように設定されています。コースタイムに沿ったペース配分を心がけることで、過度な体力の消耗を防ぎ、登山を安全快適に行うことが可能になります。

詳しくはこちらをご覧ください。

※ 矢印（◀▶）が向いている方向に進んだ場合の所要時間を表しています。

登山道

実線ルート

YAMAPでは、一般的な登山者が一定数通過しており、安全に通行可能な状態であると確認したコースを「ルート」として地図に掲載しています。特殊な技術や装備が必要なルートや、著しく危険なルートは地図に掲載していません。

※ ルートは無雪期を前提としています。雪山はルート自体が異なる場合がありますので、お気をつけください。

破線ルート

ルートとして定着しているが、地形的に通行の難易度が高い場合は、破線としております。

表示の切り替え

保存した地図を開くと、地図の種類によって初期表示されるルートが異なります。表示される情報には以下のような種類があります。

保存した地図▶左下の設定▶表示する情報から表示を切り替えることができます。（データがある場合のみ表示されます）

ルートの太さについて

各ルートの過去1年間の通行量に応じて、線の太さが3段階に分かれます。
年間通行量が多いルートは太く、少ないルートは細い線で表示されます。

一時的な要素について

一方でルート上に、一時的な通行の困難が生じる場合があります。
例：藪が深い（夏）、積雪・凍結（冬）、落ち葉（秋）、渡渉（大雨）、泥（大雨）、蜂の巣（夏）

その場合は、ルートを消したり破線に変えるのではなく、ルートに対する補足情報で注意を促しています。

ただし、崖崩れなど大きな地形変化により、長期的な通行困難が生じた場合は、該当のルートは地図から削除ないし修正いたします。

ダウンロード済み軌跡

薄い水色の線は、活動日記からダウンロードした軌跡です。

※軌跡については投稿者が責任を負うものではありません。

登山経験や装備を必要とする場合がありますので、十分な計画のもと山行をお願いします。

登山計画

黄色（オレンジ）線は、登山計画で作成したルートです。

モデルコース

紫線は、モデルコースのルートです。

記載情報

「大雨で登山道が通行止めになっている」「山小屋が休業している」「水場が枯れてしまっている」など、山に関する情報は刻々と変化します。他のユーザーの活動日記を参考にしたり、山小屋・行政に直接問い合わせをするなど、できる限りの情報を事前に入手して登山に備えましょう。

都市部の地図について

「災害用都市部の地図」など一部の地図は、スマートフォンのYAMAPアプリでのみご利用いただけます。地図データのダウンロードはできません。ご了承ください。

YAMAPからのお願い

YAMAPの地図に関して明らかな記載ミス、水場・山小屋・登山道などに関する追加、修正情報がありましたら、地図リクエストに情報提供をお願いします。みなさまからお寄せいただいた情報を反映し、より正確な地図を目指して参ります。

1. 地図リクエスト
2. カテゴリーの「地図の修正依頼」を選択
3. 山名に「地図の名前」
4. 内容欄に「追加・修正情報」を具体的に入力